「房総半島の石材」ブログを始めます。

千葉県に住み始めて十数年になる地質に興味を抱いて房総半島を中心に関東平野を歩き回って居る後期高齢者です。最近、「房総半島東部の地産地消石材 飯岡石と成東石」と云う簡単な調査報告(17頁)を作成したのですが、もしもこの様な事に興味を持つ方が居られたらと思い、ブログに少しづつ整理してUPしてみようかと思いつきました。

ブログは、これまでに「枕状溶岩の露頭」と「岩石と土の表情」というのをやって来ましたが、火山仲間のFBが忙しくなって暫く休んでいます。「枕状溶岩の露頭」の方は削除した心算がそのまま残っています。これからそう長い期間はやれないだろうと思い、これまでの調査結果を整理した8,300頁余りの位置情報付き画像資料集を再分解しながら紹介して見ようと思い立ちました。主に凝灰岩質石材を扱っています。伊豆から来た凝灰岩(城壁を築いた安山岩等の石材は扱いません)や房総半島内の房州石を始めとした小規模石材の採掘場跡の紹介と、凝灰岩質石材がどの様な場面で使われ、それが現在どのような状態にあるのか、しっかり位置情報を添付してその場所に行って観察して頂けるような資料を提供する予定です。但し、古いものはどんどん無くなっていくので、何時までもそれが現存し続けるか否かは保証の限りではありません。

最初の画像は、成東石を用いた石碑の例。二番目は前述の「飯岡石」と「成東石」と云う二種の石灰質泥岩と石灰質砂岩の調査位置図。三枚目は私がこれまでに凝灰岩の観察報告書を作成した関東地方での2,000ヵ所余りのポイント分布です。取敢えずはキックオフうの御挨拶です。毎日はUP出来ませんのでのんびり付き合って下さい。

下の分布図は銚子市と旭市の境目付近の屏風ヶ浦にその胎胚地層が分布するらしい「飯岡石」と山武市成東から横芝光町付近までの広い地域に僅かに分布するらしい「成東石」の産地とその石造物を調査した観察地点の分布図です
更に、関東の広い地域を示したこの地図は、ここ十数年に足で稼いだ凝灰岩を中心とした軟質石材の観察地点を示したものです。この夫々の観察地を位置情報と共に、参考画像と共にご紹介するのがこのブログの目的です。但し、公共の場所や個人の所有地である事が殆どなので、立入には十分注意し石造物などを決して傷つけないようにご配慮下さい。

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